現役棋士の通算勝率分布―7割越えは何人いるか
羽生三冠の通算勝率vs.V9時代の巨人の勝率の続き(追加あり)
日本将棋連盟の記録のページがおもしろかったので、現役棋士通算勝率をもとに色々と表をつくってみました。
勝率分布表 2007年5月13日対局分まで
勝率 | 0.35- | 0.40- | 0.45- | 0.50- | 0.55- | 0.60- | 0.65- | 0.70- |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
人数(合計153人(4名を含まず)) | 3 | 18 | 24 | 30 | 37 | 24 | 12 | 5 |
%(153人中) | 1.96 | 11.76 | 15.69 | 19.61 | 24.18 | 15.69 | 7.84 | 3.27 |
表よりグラフのほうがわかりやすいですが、はてなには載せられないようです。こちらでグラフが見られるようにしてみました。
ついでに。
現役棋士の通算勝率上位10名です。 2007年5月13日対局分まで。対局数には持将棋(引き分け)を 含みます。 table border="0"といれているのに 一番外側の枠線が消えない。 表の横にこの文章をいれようとして、はてな表組み記法と HTMLタグを併用しているのがいけないのか。 |
| (追加) 上の表では対局数が比較的少ない棋士が多いかなと思い、 対局数1,000局以上の現役棋士(該当33名)にしぼってみると 上位10名はこうなりました。羽生さん断トツ。 (なんとなく「断突」かと思っていたが、「断然トップ」の 略語なんだ。知らなんだ。確かにそのとおりだ)。 分布表では6割越えが約27%すなわち四人に一人強で、 対局数2000局以上の現役棋士は3名。
|
|
実は、もっと勝率の高い現役棋士がいます。
名前 | 対局数 | 勝 | 負 | 勝率 | |
---|---|---|---|---|---|
佐藤 天彦 | 16 | 13 | 3 | 0.8125 | |
豊島 将之 | 1 | 1 | 0 | 1 | |
金井 恒太 | 1 | 1 | 0 | 1 | |
伊藤 真吾 | 1 | 1 | 0 | 1 |
が、新鋭棋士なので対局数が少ないため別にしました。分布表にカウントしなかった4名とはこのかたがたです。(天彦四段は昨年2006年10月からなのでまだ1年未満。あ、でも同期の戸辺四段はカウントしてしまっています。)
ちなみに年度勝率第一位は、1967年度(40年前!)中原誠永世十段0.8545(歴代記録一覧より)で、中原誠永世十段(フリークラスにて現役)の現在の通算勝率は0.6288。
引退棋士や物故棋士の勝率一覧表はなかったので、個別の棋士紹介ページから、何人かの勝率を出してみました。
名前 | 対局数 | 勝 | 負 | 勝率 |
---|---|---|---|---|
大山康晴 | 2214 | 1433 | 781 | 0.6472 |
升田幸三 | 920 | 544 | 376 | 0.5913 |
米長邦雄 | 1904*1 | 1103 | 800 | 0.5793 |
木村義雄14世名人は勝敗数の記録がありませんでした。